INTERVIEW 01
時代の流れに対応し、
食のインフラを支える
野菜部 係長
志賀 龍太
2013年入社
Chapter 01
将来は「食」にまつわる仕事に就きたいという思いから、管理栄養士の資格取得を目指す大学に進学しました。就職活動では、食品流通の分野に興味を抱き、特に卸売業に絞って検討していました。そんな中、就活サイトを利用して地元の企業を検索したところ、最初に目に飛び込んできたのが豊一豊田青果。私の希望にマッチしていると感じ、入社を決意しました。
現在の仕事は、生産者から届く農産物を小売業者へ円滑に販売することです。最初はメロンを担当していましたが、その後はもやしや中国産のタマネギ、ニンニクなど幅広い品目に携わってきました。現在では、キュウリ・ナス・トマト・ダイコン・ニンジン・レタスなど、さまざまな野菜を担当しています。最近では相対と呼ばれる、卸売業者とお客様が価格を交渉してから商品を販売する方式が増えています。その方が競りで販売するよりも価格の変動が少なく、農家の方に有利なのが理由です。
Chapter 02
私たちの仕事で一番重要なのは、産地との情報のやり取りを密に行うことです。天候などの要素に左右されるため、こまめに連絡を入れ、他の市場の状況なども踏まえたうえで、販売価格に反映していきます。時には台風などの天候の影響で野菜の供給が途絶えるような状況も発生します。こうしたイレギュラーな事態が発生し、お客様から注文を受けた量が確保できないときには、付き合いのある他の市場などに要請をかけ、なんとか青果物を集めます。こうした非常事態への対応も、私たちの大切な仕事の一つです。
やりがいを感じるのは、商品を高値で販売できたときです。農家の方は自分たちが育てた野菜を1円でも高く売りたいと思っていますが、一方でお客様は少しでも安く買いたいと考えています。その兼ね合いを図ることはとても難しいですが、両者が納得できる価格を設定できたときには、大きな達成感を感じることができます。
Chapter 03
当社の雰囲気は、とてもフランクで気に入っています。ネクタイを締めるような仕事でもありませんし、堅苦しい雰囲気が苦手な人にはとても働きやすい職場です。後輩たちも自由にのびのびと仕事をしていると思いますね。また、担当者が不在のときには周りがきちんとカバーして仕事を回すなど、協力し合いながら仕事できるのも当社の良さだと思います。
この仕事では、今後の見通しを予測する力が必要です。そのためにも、生産者の方やお客様からの情報収集が重要です。それらの情報を活かして仕事をスムーズに回せるようになったので、自分の成長を実感しています。
今後、食品物流の仕事はより計画的な販売が求められるでしょう。そのため、情報収集を怠ることなく販売環境をしっかりと整え、農家からスーパーまでの一連の流通をより円滑にしていきたいと思っています。
消費者のニーズも徐々に変わり、市場のあり方も変化していくはずです。時代の流れを敏感にキャッチしながら、食のインフラをしっかりと支えていきたいです。
現場に出ている青果を、フォークリフトで整えます。
お客様にご購入いただいた青果物の情報を打ち込んだり、翌日の商品の発注作業をします。
スーパー・飲食店・給食などに青果物を販売する仲卸業者を訪ね、発注数量や価格の交渉を行います。